ドローンが荷物を運び、人々はAIと共に働く。
そんな少し先の未来のお話。
情報化社会は世界の距離を縮め、加速度的に発展し続ける
テクノロジーは、
人々の手に余る程社会へと飽和しつつあった。
それでも人々は更なるテクノロジーを求め、
世界中に散らばったその欠片を"灯台"へと集め始めた。
―テクノシア
膨大な情報が集まり、融合する最先端テクノロジーの中心地。
巨大データベース「Lighthouse Archive」を中心に
それを活用し前に進める研究開発施設、
先端技術がいち早く実装された技術実証都市、
そして、それらを包み込むテクノロジーのテーマパークが広がる。
地上で最も未来に近い場所である。
テクノシアの中核をなすオープンな大規模技術データベースプラットフォーム。
加速度的に増加し、高度化するテクノロジーを企業・組織・国から設計や規格、ナレッジなど分野・種別問わず収集することで、適切に管理された技術へ最短距離でアクセスできることを目指している。
Lighthouse Archive(LhA)は多種多様な技術情報ーブループリントと、それらを制御する管理AI「Athena」の2つで構成され、Athenaが膨大なブループリント処理の補助をすることで、シームレスに接続された技術全体の規格の最適化や拡張を行う。
テクノシアの全てはこの”技術の灯火”を中心に回る。
人とLhAとを繋ぐ、開発段階の人型ユーザーインターフェースAriA《アリア》。 一個人が操作するには多種多様、膨大なLhAのデータの制御・アクセスを代理する仲介<インターフェース>の役割を果たす。 また、あらゆる産業機械をマニュアル・デジタルを問わず制御する機能をもち、LhAの設計データを具現化・ラピッドプロトタイピングすることが可能。 ArIAのインターフェースとしての性能は、ユーザーの技術素養やコミュニケーション効率などの”相性”に依存するため、現在テストユーザーにはプリンシパルが選択され、その性格傾向を学習することでコミュニケーションが個々に最適化される。
テクノシアのテーマパーク部門で働く技術専門職員。 園内の展示物作成・案内を行うと共に、R&D部門の開発した新技術をパーク内で実証試験する役割も担うため、研究開発スタッフと兼任することも多い。 中でも優秀なエンジニアキャストは「プリンシパル」と呼ばれ、各エリア1人、エンジニアのチーフとしてそのエリアを統括する代表権限とLhAへの高いアクセス権限を与えられる。 また、エンジニアキャストの業務を補佐する役割としてバックキャストが存在する。
サイエンスショーのように、エンジニアリングの魅力や可能性をわかりやすく、楽しく伝えるショーステージ。
ArIAの性能実証として企画され、プリンシパルがペアとなりその機能をフルに活用することでステージ上での自由自在なモノづくりを実現している。
ステージは各エリアに1つ存在し、茜ココと新橋ノンはエリア《スピネル》のステージに立つユニットである。